それは待ち望まれていた戴冠だった。 シーズン2003、浦和レッズがリーグカップウィナーの 栄冠を手に入れるまでに流れた時間の影には 丹精を込め、苦難を乗り越えて歩んできた 数知れぬ想いが存在した。 我らが街で、我らがホームチームの歓喜を待ち続けた 人々の言葉をここに記す。
◆本書『プロローグ』より