競馬とスポーツの出版社 流星社 「そのまま!」日記
 
「あの馬は今?」ストーリーズ  


引退後にもドラマがあった懐かしい名馬の「その後の物語」

絶賛発売中
「あの馬は今?」ストーリーズ
流星社編集部編 定価1,728円(税込)
在庫切れ

◆『「あの馬は今?」ガイド』の原点へ
生きてました。よかった……。1996年にアスペクトから刊行した『サラブレッド101頭の死に方』の取材は、そんなしんどい確認作業の連続でした。そのときに編集を担当してくださったアピックスのOさんから「引退馬の安否を知らせる本があってもいいんじゃないの」との提案がありました。それが「『あの馬は今?』ガイド」のスタートでした。そんなわけで、1997年に刊行された一番最初の「『あの馬は今?』ガイド」は、その後毎夏弊社が刊行しているものとは装丁や構成が随分違っていて、ガイドとは名ばかり、どちらかといえば読物に近い雰囲気の書籍でした。
 さて、本書は、言わば初代「『あの馬は今?』ガイド」への原点回帰のつもりで企画した本です。

◆懐かしい馬たちに会いに行きました
おかげさまで「『あの馬は今?』ガイド」はご好評をいただき、今夏発行にこぎつけることができれば8年目の刊行となります。しかし、このところの競馬界は、早めに現役を切り上げて種牡馬になったり繁殖に上がったりする人気馬が多く、その馬たちの引退後の様子の紹介だけで、かなりのページ数を取られるようになりました。第2の馬生をスタートさせたフレッシュな馬たちの様子や将来性をレポートするのは、もちろん意義のあることだと思いますが、その分、ご無沙汰している馬、安否が気になる馬、弊社がこだわっているやや地味めの馬への取材が疎かになっているんじゃないか、という思いが心の隅にありました。

◆ Nice to meet you!

Nice to meet you! という言葉があります。「初めまして」というご挨拶であるのは、昨今は小学生でも知っているでしょうが、文字の通りに直訳すれば「あなたに会えて良かった」となります。今回、取材レポートを所収した馬は初めて取材する馬だけではないのですけど、「会えて良かった」と思える馬ばかりでした。
 なにしろ、企画段階で名前が挙がったにも関わらず、会えなくなっていた馬もいました。消息を追うのをあきらめた馬もいます。なによりも、取材が済み、原稿が書きあがってきて刊行に至るまでの間に、ハギノトップレディ、ホリスキー、シービークインと、3頭もの馬が天に召されました。
 オグリキャップのように、毎年何度も何度も元気でいるのを横目で確認しながらも「『あの馬は今?』ガイド」の誌面でご紹介できなかった馬もいます。でも、私たちは初めて会った人のように、心をこめて、ご挨拶をしてきました。

-- Nice to meet you!


◆名馬たちを救え!
『「あの馬は今?」ガイド』で何度も取材させていただいたこともあり、門別の牧場の件、困ったことになったよなあ、弊社にできることはないのだろうかと、事の進展をずっと注目していました。事態が一応の解決をみた後、同件のため奔走された宮本直美さんに、書き下ろし原稿をお願いしました。本書をお読みになればお判りになるでしょうが、宮本さんのアクションは、言わば永遠の現在進行形です。この件に関心をお持ちの方は、ぜひこちらのサイトをご覧になってください。
(Rolling Eggs Club)http://rollingeggs.fc2web.com/index.html


◆CONTENTS
カラー特集
 オグリキャップ

オグリキャップ
 スーパーアイドルの見果てぬ夢

レガシーワールド
 人とポニーがパートナー

ロジータ
 問答無用の女王様

メジロティターン
 ホースマン北野豊吉の夢と意地

サッカーボーイ
 人気種牡馬の意外な一面

マチカネタンホイザ
 マー君はなごみ系

キョウトシチー
 出資者たちの恩返し

セキテイリュウオー
 「一番のファン」に見守られて

ノーザンホースパークの馬たち
 エアジョーダン
 クラフトマンシップ
 バーボンカントリー
 マックロウ
 アドマイヤカイザー
 ステージチャンプ
 ダイナガリバー
 トウカイポイント

ノーザンテースト
 好々爺の優雅なる老後

リアルシャダイ
 もう、怖くない

マックスフリート
 四代目姐

ランニングフリー&ランニングゲイル
 ほのぼのとした風

イブキマイカグラ
 永遠の営業部長

オフサイドトラップ
 1.4キロのお引越し


ミホノブルボン
 故郷に帰った二冠馬

マイマスターピース
 艱難辛苦の果ての輝き

マイネルブリッジ
 馬との出会い、人との出会い

ホリスキー
 生徒の恩返し

旧『名馬のふるさとステーション』の馬たち
名馬たちを救え!

 タケノハナミ
 シンチェスト
 ミスターシクレノン
 タヤスレミグラン
 シャコーテスコ
 フレッシュボイス
 タヤスアゲイン
 ツルマルガイセン
 ムッシュシェクル
 タヤスケーポイント
 グルメフロンティア
 マイシンザン
 ワイルドブラスター
 シルクライトニング
 フジノマッケンオー

トウショウファルコ
 金色のファルコ

ハギノトップレディ
 最高の淑女

シービークイン
 いつまでも若く美しく

ダイワオーシュウ
 乗馬になったロデオ馬
 ユウシャ
 バンダムゲイン

トウショウフェノマ
 天馬の末裔の幸福
 グラールストーン
 ハリマブライト
 シンボリクリヨン

サムソンビッグ
 無類の“番狂わせ”馬の今

●シリーズ商品

「あの馬は今?」ガイド2003-2004
定価1,728円(税込)

2003-2004年版の表紙はナリタトップロードです。今年も引退して種牡馬になったり、繁殖にあがった人気馬が多くて、表紙の選定に困りました。カラーページで取り上げた馬だけ並べても、ナリタトップロード、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、アドマイヤコジーン、タニノギムレット、それに、ご存知のように母親として大活躍し始めたエアグルーヴという豪華メンバー。それから、今年は、馬産地の事情通の方ならご存知の理由で、繋養先が変更になった馬がたくさんいます。彼らが元気かどうか、1頭、1頭、様子を見てきました。さらに期待の種牡馬として韓国に旅立ったエアダブリンを追いかけて、海峡を渡って取材してきました。本書のなかでは詳しく触れていませんが、繋養先を探してたどりつくまで、ホント、大変だったんですよ。それこそエアダブリン並のスタミナが要求されるお仕事でした。

>>「あの馬は今?」ガイド2003-2004の詳細ページへ

あの馬はいまガイド
あの馬の素顔 「美浦・栗東・公営」厩舎リポート2002-2003
定価1,620円(税込)

「あの馬は今?ガイド」の姉妹書籍です。読者の方から編集部に届いたおハガキのなかに引退馬の生活ぶりを伝えている「あの馬は今?」シリーズの現役馬版を作ってくださいというご提案がありました。そう言われて見ると、国際GIを勝っているアグネスデジタルやエイシンプレストンあたりでも、どんな性格の馬で、ふだんはどんな様子でいるのか聞いたことがないし、いまいちキャラがつかみにくい。ジャングルポケットあたりはあの走りっぷりから何となく厩舎でのヤンチャぶりが想像できるが、それも想像でしかない。じゃあ、取材してみよう、ということで、美浦、栗東、そして高崎、船橋、笠松の厩舎を飛びまわって、71頭の素顔をのぞいてきました。あなたの気になる馬のメンコの下はどんな顔?

>>あの馬の素顔の詳細ページへ
あの馬の素顔

「あの馬は今?」ガイド2002-2003
定価1,728円(税込) 在庫切れ

大好評シリーズの6冊目。ステイゴールド(表紙)、クロフネ、アグネスタキオン、セイウンスカイ、テイエムオペラオー、メイショウドトウがカラーで登場。毎年好評の明石智子さんの「覚えていますかスペシャル」では、今号は北関東出身の名馬たちのその後を追いかけました。佐々木祥恵さんには高知まで長旅をしていただき、グリーンファームと土佐黒潮牧場を取材、高知に引退後の名馬が集まる謎に迫ります。また久しぶりに渡辺牧場のナイスネイチャを取材、身辺の大きな変化についてレポートしています。

あの馬はいまガイド

「あの馬は今?」ガイド2001-2002
定価1,620円(税込) 在庫切れ

大好評シリーズの5冊目。グラスワンダー(表紙)、アンバーシャダイ、メジロライアン、メジロブライトがカラーで登場。当シリーズでのラスト掲載となってしまった故サンデーサイレンスの元気な姿も収録。ホッカイルソー、ササノコバン、キングヘイロー、マイヨジョンヌをはじめ、なんと中国取材まで敢行! 故メジロアルダン、スリルショー、セイリュウオー、そして国内を併せ名馬500頭の「今」を掲載。

あの馬はいまガイド


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